西神中央は、兵庫県神戸市西区に位置するニュータウンで、神戸市営地下鉄西神・山手線の終点である西神中央駅を中心に整備された地区です。
行政・商業・文化機能が集積しており、1982年の街開きから40年以上が経過しました。
近年は駅前の再開発も進んでいます。
開発の概要
西神中央は、1970年代から神戸市と日本住宅公団(現・独立行政法人都市再生機構)によって開発されました。
開発の目的は、神戸市中心部の人口過密の解消、住宅供給、職住近接型の都市構造の実現です。
丘陵地を造成した際に出た土砂は、ポートアイランドなどの埋め立てに使用されました。
主な経緯:
- 1970年:西神ニュータウン起工式
- 1982年4月:西神住宅団地(西神中央)街開き
- 1987年3月18日:神戸市営地下鉄西神・山手線 学園都市駅〜西神中央駅間 開業
- 2022年:なでしこ芸術文化センター開館、西区役所が西神中央に移転
地形・開発前の状況
西神中央は標高100〜150メートルの丘陵地に位置しています。
開発前は、高塚山(標高149メートル)などの山林や農地が広がっていました。
これらの丘陵地を大規模に造成して、現在のニュータウンが建設されました。
規模と構成
西神中央地区の計画面積は約634ヘクタールです。
2024年11月時点の人口は29,534人、世帯数は13,321世帯となっています
(神戸市「町別世帯数及び人口(住民基本台帳)」より)。
地区は以下の7つの住宅団地で構成されています。
- 狩場台
- 糀台
- 竹の台
- 美賀多台
- 樫野台
- 春日台
- 高塚台
西神中央駅は糀台5丁目に位置し、標高約90メートルの地上駅です。
主要施設
商業施設
- プレンティ:専門店が入る商業施設
- イオンフードスタイル西神中央店:食料品・日用品を扱うスーパーマーケット(旧ダイエー)
- エキソアレ西神中央:2022年4月開業。旧そごう西神店跡地の商業施設
公共施設
- 西区役所:2022年に西神中央へ移転
- なでしこ芸術文化センター:西神中央ホール(約500席)を備える文化施設
- 神戸市立西図書館:なでしこ芸術文化センターと併設
交通
鉄道
神戸市営地下鉄西神・山手線の西神中央駅が交通の中心です。
西神中央駅は路線の終点駅で、車庫も併設されています。
- 三宮駅まで:約32分/運賃410円
- 新神戸駅まで:約35分
地下鉄は1987年3月18日に学園都市駅〜西神中央駅間が開業しました。
1982年の街開きから地下鉄開通までの約5年間、住民は主にバス移動を余儀なくされていました。
バス
西神中央駅前のバスターミナルから、神戸市バスおよび神姫バスが運行しています。
主な行先:
- 狩場台・糀台・春日台など地区内循環
- 神戸ワイナリー方面
- 押部谷方面
- 大久保駅方面
- 明石駅方面
- 西神工業団地方面
西神中央駅は、西神中央と周辺地域を結ぶ交通結節点として機能しています。
道路
阪神高速7号北神戸線(前開インターチェンジ)や山陽自動車道(神戸西インターチェンジ)が近く、
車による広域アクセスも可能です。
周辺エリアとの関係
西神中央の周辺には、西神南ニュータウン、神戸研究学園都市(学園都市)があります。
これらは神戸市営地下鉄西神・山手線で結ばれています。
- 西神中央:1982年街開き。行政・商業・文化機能の中心
- 西神南:1993年街開き。住宅中心の地区
- 学園都市:1985年街開き。大学・専門学校が集積する教育・研究拠点
西神中央には西区役所、文化施設、主要商業施設が集まり、
西区内陸部の中心的な役割を担っています。
人口と世帯の特徴
西神中央の入居開始は1982年で、2025年時点で40年以上が経過しています。
2019年時点の高齢化率は31.4%で、2004年の11.5%から約20ポイント上昇しました。
14歳以下の人口は、2004年の約7,900人から2019年には約5,300人に減少しています。
初期入居者の高齢化が進む一方で、2020年代には駅前再開発や新規住宅供給により、
新たな住民の流入も進んでいます。
街の特徴
西神中央は計画的に整備されたニュータウンで、
住宅地・商業施設・公共施設・公園がバランスよく配置されています。
各住宅団地には小中学校、公園、地区センターが設けられ、
日常生活に必要な機能が徒歩圏内に配置されています。
また、職住近接を目的として西神工業団地が隣接しており、
川崎重工業、グリコ、シスメックスなどの企業が立地しています。

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